世界中の旅人が八戸のファンになる。ー普通のホテルとは違う「ホステル」の面白い世界ー
ホステルは「寝る場所」以上の場所
ホステルについて詳しく知っている方はどの程度いるでしょうか?
ホステルとは、宿泊者同士が交流したり、キッチンやバストイレなどを共用したりすることを前提に作られており、比較的安価な値段で宿泊できる簡易宿泊施設のことを指します。そのため、ホステルには共用のラウンジが存在し、宿泊者はそこで料理をしたり、仕事をしたりすることができます。
普通のホテルでは、シャワーもトイレも、お湯を沸かすことですら自分の部屋の中で完結するのに対して、ホステルでは他の宿泊者と一緒に使うものが多いため、必然的に宿泊者同士の交流が起こります。
「プライバシーがない」「わざわざ部屋から出ないといけないなんて不便だ」そう思う方もいるかもしれません。しかし、これこそがホステルの面白さなんです。ホテルが、扉を閉めて完結する「安らぎ」であるなら、ホステルは、扉を開けて広がる「出会い」と言えるでしょう。
自分の部屋(キャビン)から一歩出ると、そこには新たな出会いが待っています。
「どこから来たの?」そんな一言から誰にも想像のつかないような旅が始まります。
旅人が新たなる旅先を探し、ガイドブックをパラパラとめくる音
「行ってきます!」という、晴れやかな旅立ちの声
ただ寝るだけではない、ここから始まる新しい旅を求めて世界中からゲストが集まってくる。それがホテルにはない、ホステルの魅力だと思っています。
実際のホステルの様子
とはいえ、なかなか【ホステル】と文字だけで説明されてもイメージがつかない方もいると思います。しかし、KAMARIは現在建設中で、まだ内装を含めたビジュアルをお見せすることができません。そのため、今回は特別に、私たちKAMARIの姉妹ホステルである「Wild Cherry Brossom Hostel -Tokyo Koganei-」のInstagramの投稿をお借りして説明したいと思います。
「Wild Cherry Brossom Hostel」は東京の武蔵小金井にあり、普段から多くの旅行者で賑わっています。スタッフは国際色豊かで、日本人はもちろん、アメリカ、メキシコ、ウクライナ、トルコ、イタリアなど出身地は様々です。📷 まるで小さな地球?リビングのようなラウンジ
ホステルに一歩足を踏み入れて、まず驚くのが共有スペース(ラウンジ)の圧倒的なフレンドリーさです。ホステルの雰囲気を味わっていただくために、東京武蔵小金井にある私たちの姉妹ホステル「Wild Cherry Blossam Hostelの動画を紹介します!https://www.instagram.com/reel/DMCVDftTsqB/?utm_source=ig_web_copy_link&igsh=NTc4MTIwNjQ2YQ==
ホテルだと、他のお客さんとおしゃべりする機会は滅多にありませんよね。でも、ホステルではそれが日常茶飯事。
ここでは、国籍も年齢もバラバラな人たちが、まるで大きなリビングに集まる家族のように思い思いの時間を過ごしています。
キッチンで地域の食材を使って料理を作る人
ソファでノートパソコンを広げて仕事をする人
「明日どこ行くの?」と、たまたま目が合ったスタッフや旅人と情報交換を始める人
言葉の壁なんて気づけばどこかへ消えていて、笑顔やジェスチャー、拙い英語でも不思議と心が通じ合ってしまう。そんな「飾らない、オープンな空気感」が空間全体に満ちています。
📷 「ただいま」と言いたくなる、温かい繋がり
さらにホステルの雰囲気を特別なものにしているのが、国際色豊かなスタッフたちの存在です。アメリカ、メキシコ、ウクライナ、トルコ、イタリア、そして日本……!世界中から集まった個性豊かなスタッフたちは、単なる「受付の係員」ではありません。旅の相談に乗ってくれる頼れるガイドであり、夜には一緒に笑い合える友人でもあります。
彼らが作り出すウェルカムな雰囲気があるからこそ、初めてホステルに泊まる人も、一人旅の人も、緊張がするすると解けて「ただいま」と言いたくなるような安心感に包まれるのです。
至れり尽くせりの高級ホテルのようなサービスとは違います。でも、「世界中に友達ができるかもしれない」というワクワク感と、国境を越えた温かい繋がり。これこそが、ホステルでしか味わえない最高の空気感です。ホステルとホテル、どちらを選ぶ?
「インバウンド」という言葉で外国人旅行者を見ると、ホステルのような簡易宿泊施設よりも、ラグジュアリーな雰囲気の高級ホテルを作るべきでは?と思う方もいるのではないでしょうか。もちろん、高級ホテルにもたくさんの魅力があります。
しかし、私たちが目指すのは、単なるラグジュアリーな表面上の観光ステイではなく、地域により深く関わりながら様々なことを体験してもらう「アドベンチャーツーリズム」です。
例えば、10万円の予算を持った旅行者がいるとしましょう。
1泊8万円程度の高級ホテルに宿泊する場合、その地域で体験や買い物に使う金額は残りの2万円程度になってしまいます。また、高級ホテルでは1泊の値段が高いため、何日も宿泊せずに、短い旅行になってしまいます。
一方で、宿泊費が5,000円程度のホステルに宿泊する場合、10泊しても宿泊費は5万円程度で済みます。その分、旅行者は長く地域に滞在しながら様々なアクティビティを行うことができます。さらに、宿泊費を抑えた分、地域での体験や買い物により多くの時間とお金をかけることができ、さらに充実した旅にすることができるでしょう。また、より長い時間滞在し、地域の文化により深く触れることで、この街のコアなファンとなってくれるかもしれません。それこそが、きっと旅行者の「こころ」が動く「アドベンチャーツーリズム」なのではないでしょうか。同じ予算の中でも、旅行者の満足度も高め、さらに、地域にも良い影響を与えてくれる旅行の宿泊拠点として、私たちはこの「KAMARI」を大切に育てていきます。
ホステルが企画するイベント&ツアー(文化の背景を知り、この街をもっと好きになる)
KAMARIは、【KAMARI Hostel&Tours】という名前にもあるように、単なる宿泊施設という役目だけではなく、地域と旅行客をつなぐ「観光ガイド=ストーリーテラー」という役目も背負っています。
これは一体どういう意味なのか。
多くの観光客は、その地域の有名な観光スポットや案内マップに乗っているおすすめのお店に立ち寄り、美しい景色や美味しい食べ物を堪能します。しかし、それは、その地域を本質的に理解するのではなく、その街が見せたい美しい風景を見るだけの旅になります。
そうではなくて、より深くこの街と関わってもらい、この街をよく理解して、この街のコアなファンになってもらいたい。そのためには、ただコンテンツを「楽しむ」だけのツアーではなく、そこにある背景を伝えることが必要です。
例えば、八戸で有名な種差海岸。初夏には鮮やかな花々が咲き、芝生と海と空の美しいコントラストを見せてくれます。しかし、そのような美しい花が咲くのは、きっと厳しい寒さの冬があるから。
八戸には有名なお酒がたくさんあります。芳醇な香りの日本酒。近年では、ワインの製造も行われており、酒文化は市民の楽しみのひとつとなっています。そのお酒一つとっても、その背景には、寒い地域ならではの理由が隠れています。寒い冬にお酒を飲んで温まる、そんな習慣から、この地域には豊かな酒文化が根付いています。
それだけではありません。南部地方では、当たり前のように家庭でおやつとして食べられている南部せんべい。これだってただの美味しいお煎餅ではありません。昔、天候不良で米不足に陥った際、また、食べ物が手薄になる厳しい冬の時期、小麦で作れるこの南部せんべいを「保存食」として作り、命を繋いだという背景があります。
このように、私たちの周りに当たり前のように存在する「文化」は、一つ一つにその文化が育った背景があります。それを知った時、その文化がとてもありがたく、愛おしいものに感じるのです。そんな気づきを、せっかく八戸まで足を運んでくれた旅行者にも感じてほしい。そして、その気づきはきっとこの街をもっともっと好きになるきっかけになるはずです。
私たちは、そんな小さな発見を旅行者に与えられるようなツアーをたくさん計画しています。通り一遍の旅行では終わらせない、八戸のストーリーを伝える「ストーリテラー」が主役の宿。これこそが私たちの作りたい「価値」であり、KAMARIにしかない魅力です。扉を開けて、この街のストーリーを旅しよう
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。ホステルが持つ「寝る場所」以上の魅力が、少しでも伝わったなら嬉しいです。
ホテルが扉を閉めて完結する「安らぎ」の場所なら、私たちKAMARIは、扉を開けた先に広がる「出会いと発見」の場所。宿泊費を抑えられるホステルだからこそ、旅人はこの街に長く滞在し、地域のお店に立ち寄り、深く文化に触れることができます。
私たちが提供したいのは、単なる表面上の観光ステイではありません。 種差海岸の美しさの背景にある厳しい冬、豊かな酒文化を育んだ市民の知恵、そして命を繋いできた南部せんべいの歴史。
この街の当たり前の日常に隠されたストーリーを伝える「ストーリーテラー」として、私たちは旅人と地域を繋ぐ架け橋になります。
ただ泊まるだけのラグジュアリー体験ではなく、この街をまるっと味わうアドベンチャー体験を。
ゲストのみなさんも、地域のみなさんも、働くスタッフも。
ぜひKAMARIの扉を開けて、ここから始まる新しい旅の物語を一緒に作っていきませんか?